今回はRebroでPCモニターとデスクのCGを作ってみたいと思います。
例えば、中央監視室の監視盤や監視モニターのレイアウトをお客さんにCGでプレゼンしたり、イメージを伝えるときに、こういうオフィス家具があるととてもカッコよくなると思います。
本物のCGと比べてしまうとクオリティは低いかもですが、「設備屋さんレベル」ということで、ご容赦ください。
PCモニターの作り方(手作り)①モニター枠を作る
STEP1
「新規図面」作成でレイアウトタブの「4方向図」を使います。
STEP2
「図形」→「立体」の横の▼を押すと、このようにいろんな3D図形が出てきます。
モニターの枠を「直方体」で描きます。
ポップアップでサイズを指定します。
サイズは、とりあえず適当でもいいです。あとで、ハンドル操作で微調整したほうが簡単です。
「平面図」にプロットすると、他の正面、右面、右前面にも現れ、
それぞれのビュー枠を「フィット」させると、このようになります。
STEP3
モニターの枠を黒くします。
立方体のプロパティから、「ペイント」を「ベタ塗り」にし、「CG色」を黒にします。
「色」はもともと黒なのでそのままです。
PCモニターの作り方(手作り)②モニター画面を作る
続いて、モニターの画面部分を水色で作りたいと思います。
先ほどのように、直方体で最初から作ってもいいですが、すでに作成済みの、この黒い直方体をコピーしてやりたいと思います。
コピペしてから、サイズや色を調整したほうが簡単だと思います。
STEP1
平面図で「複写」して、画面左上にある「距離」の「縦」を「-1㎜」とします。
これで、1㎜下にズレた立方体がコピーされました。
このコピーされた直方体のプロパティで色とCG色を変更します。
わかりにくいですが、黒い直方体と水色の直方体が1㎜ズレて重なっています。
このように1㎜ズレさせることで、水色の画面部分が手前側に見えるようになります。
ズラさないと隠れてしまいます。
STEP2
この水色の画面部分を黒いモニター枠より20㎜ずつ小さくします。
黄色の■ハンドルを動かし、メジャー機能を使って変更します。
このとき、画面左上の「☑中心基準に変形」に☑を入れると、左右上下が中心基準で拡大縮小されます。(この機能も結構、便利です)
これでモニター枠と画面が完成しました。
PCモニターの作り方(手作り)③ベースと支柱を作る
続いて、モニターのベース部分と支柱を作ります。
ベースは「面取り角柱」、支柱は「ペン先円柱」を使ってみました。
同様に、サイズ調整、高さ調整をして、完成です。
この状態では、支柱が透けて見えていますが、あとで「部材登録」すれば、ちゃんと隠れます。
PCモニターの作り方(手作り)④部材登録する
最後に「ユーザー部材登録」をします。
ただし、1点だけ注意が必要です。
部材登録時に画面左上にこのような設定項目が出てきます。
通常の設備機器なら、すべて☑ありでいいと思うのですが、今回は、この見た目(色とか)をそのままにしておきたいので、すべて☑を外します。
登録完了後、CGで見るとこんな感じです。
「ユーザー部材登録」のやり方は、以下のブログをご覧ください。
デスクの作り方(フリーCG素材ダウンロード)
デスクは、IFCファイルのフリーCG素材をダウンロードしてやりたいと思います。
「BIM object」というサイトで、無料でCG素材をダウンロードできます。
会員登録すれば、すぐ使えました。
STEP1
「BIM object」のサイトでキーワード検索して、CG素材をダウンロードします。
ここで注意しなくてはいけないのは、CG素材にはいろんなファイルタイプがあるということです。
IFC以外はやったことないですが、Rebroで読み込めるファイルタイプにする必要があります。
検索条件のところで、「IFC」とすればIFCファイルが出てきます。
ちなみに、RFAというRevitのファイルタイプもあり、ダウンロードして取り込んでみましたが、当然ですがダメでした。
STEP2
ダウンロードしたIFCファイルをRebroで読み込みます。
今回のデスクは「f0575_desk_dresser_psychiatric.ifc」というファイルでした。
STEP3
デスクを茶色にしたいと思います。
プロパティで「色」、「CG色」を変更します。
「ペイント」は「半透明」にしました。「ベタ塗り」だと、ちょっとベタ過ぎたので。
デスクの上にPCモニターをのせて完成
先ほど作ったPCモニターをデスクの上にのせて完成です。
まとめ
今回は、PCモニターとデスクを、手作りで作る場合と、CG素材をダウンロードして利用する場合の2パターンをやってみました。
クオリティやバリエーションは他の専用CGソフトにはかなわないと思いますが、その気になれば結構、何でも作れます。
RebroはTfasよりも3D図形の種類が多いので、例えば、特殊な冷凍機だとか変わった設備機器も時間と手間さえかければ、結構カッコいいものが作れます。
こういうの作るのは、私は楽しいので、ついやってしまうのですが・・・
やりすぎると「自己満足・・」って言われるので注意しましょう。
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