Rebroでスパイラルダクトを描いていると、「×」がいっぱい出てくると思います。
この「×」は「スパイラルダクトの差込代チェック」で引っかかっており、「差込代が足りませんよ」ということです。
この「×」は印刷時も表示されてしまいます。
「×」があると気分的にイヤなので、できれば無いほうがいいですよね。
今回は、その消し方を紹介したいと思います。
TfasとRebroのエルボ
左側がTfasです。
Tfasだとエルボ+エルボでふつうに描けてしまいます。
右側がRebroです。
Tfas→IFC→Rebroに変換したデータですが、「×」が出てしまいます。
Rebroのスパイラルダクト差込代の設定について
「表示」ー「図面表現」のダクトの作図規則に 「スパイラルダクトの差込代チェック」の項目があり、これに☑が入っていると機能します。
これは、この設定のままのほうが良いと思います。
以下のような本当にダメなやつも、いろいろ修正等していると出てきますので、「×」が出たほうがわかりやすいです。
その1 「×」の表示/非表示切替で消す
画面右下の「×」というアイコンが「×」マークの表示/非表示の切替ボタンです。
これで非表示にすれば消えます。
ただし、これだとこういう本当にダメなやつも「×」が消えてしまいます。
その2 エルボのプロパティで消す
エルボのプロパティに「差込み代①」と「差込み代②」というのがあります。
この数値を「0」にしてしまえば「×」は消えます。
300φエルボの場合80㎜となっていますので、直管部が80㎜未満の時はエルボ2個とも、この数値を「0」にします。
エルボの限らず、T管やニップルの場合も同様にプロパティで変更できます。
どっちが①?②?
ちょっと調べてみました。
どうやらルーティングで描いていく順番によって決まるようです。(たぶん・・・)
T管は分岐側が③でした。
エルボ同士の間隔を離して消す
当然ですが、間隔を差込代以上、離せば消えます・・。
でも、納まり上、そんなに間隔を取れないことは多々あります。
実際の差込代は?
ちなみに某メーカーの継手の差込代は、「60㎜以上」と書いてありました。
Rebroの初期値とは少し数値が違いました。
まとめ
今回は、スパイラルダクトの差込代について紹介しました。
大した話ではないですが、Rebroを始めたころは、私も何コレ?って思いましたので、恐らく同じことを思う方はいるはずなの。
私は、結構、「その2」を使っています。
ダクト屋さんに聞いたわけではないですが、 そこは板金屋の腕の見せ所?で何とかなるのかなあと勝手に思っています。
間違っていたらすみません・・・。